試読期間中に3巻まで読了。ずいぶん昔、某Kweveというサイトにこの漫画を強く推している人が居た。時間を重ねて何回か読むと、あのころ気付けなかった作品の"良さ"がよく分かる。学校の先生はこんな恋愛脳じゃないとか…そうした部分に引っかからずに読めばよい。そうすれば、一人の人間としてどう他人と関わればいいか? そして人とのかかわりを含め、自分はどう生きていくべきか? 大人になって立場ができて、だから逆に答えられなくなった疑問の中へ、人も物語もひたひたと沈めて行く作りに。だから恋愛漫画としてはとても重いけど、ときどき自問自答を繰り返すような流れに、とても読み応えがあると思えて来る。