「東コレに出すからには君の服がVoCE di modaの表紙を飾ることは絶対です」 社長から”国内若手ナンバーワンの証”とも言われる雑誌の表紙を飾るように命じられた市(いち)。 しかし過去のトラウマによってデザインが描けないままでいた。右腕として市のラインにジョインした燦(さん)も市のイマジネーションの枯渇には頭を抱えていた。 そんな二人の前に突如ずらりと並べられた”妙な服”が現れる。これだけの数のデザインを出すパワーと発想に、一緒に見ていた社長は市が作ったものだと思い込むが、実はそれは千(せん)が作ったものだったー。 東京コレクションは目前。VoCE di modaの表紙をとることができるのは1メゾンのみ。強烈なライバル、一姫が出現する中、3人の行く末はいかにー。