「薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~」を楽しく読ませていただいています。
ジャンルは少年漫画となっていますが、68歳の爺にも十分に楽しめるストーリーです。画も丁寧なタッチで親しみやすいと感じています。時々登場するデフォルメされた表情も、各キャラクターの個性が活きていて楽しいですね。
さて、約20年前、仕事で2年ほど中国・無錫市に赴任していました。会社にもよく行っていた飲食店にも日本語を話せる人が居たので、中国語はあまり上達しませんでしたが、ピンインがあればある程度発音は出来ました。
そのためか、作品中の固有名詞、特に人名のルビに違和感を感じています。
猫猫や高順、鈴麗、桜花、阿多等ピンインに準じたルビがある一方で、壬氏(レン シー)や玉葉(ユー イェ)、女華(ニュ ファ)、翠苓(ツイ リン)、華瑞月(ファ ルイユェ)、子昌(ズー チャン)等のように日本語読みのルビがあるのは残念です。
また、羅門(ルゥオ メン)と羅漢(ラ カン)、白鈴(バイ リン)
と季白(リ ハク)のように同じ字で人によってルビが異なる例もあります。
梨花(リー ファ)や紅娘(ホン ニィァン)、鳳仙(フォン シィェン)等は厳密に表記すると紛らわしくなる場合もあるかもしれないので、良いのかなと思います。
作者の意図があってのこととは思います。一読者の勝手な感想ですので、ご容赦ください。
17巻の発売まで半月ほどでしょうか。
猫猫はどうなるのか、壬氏がいつ華瑞月に戻るのか、二人の関係は?等々、今後の展開がとても楽しみです。