14歳(フォーティーン) 12話

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著者: 楳図かずお
カテゴリ: 青年漫画
出版社: 小学館
▼第五章/子ども選び(23~31)▼第六章/大破滅:第一節/UFO大飛来(1~4)  ●登場人物/岬(日本の総理大臣)、戸川きよら(ヨッコの息子)、アーサー・ヤング(アメリカ合衆国大統領)、兼松博士兄(物理学者)、兼松博士弟(病理学者)、アメリカ・ヤング(アメリカ合衆国大統領の息子)、戸川洋子(ヨッコ/女子高校生/きよらの母)、チキン・ジョージ(バイオ鳥肉のササミ細胞から誕生した天才科学者)  ●あらすじ/東京ピラミッド内の「もの」製造工場に呼びだされたきよらは、飛行機の墜落で焼死した大統領の息子アメリカに生まれ変わることを決意する。巨大な遠心分離機に入れられたきよらは、瞬く間に帯のように細胞単位で分離され、アメリカの細胞配列へと並び替えられる。そして、アメリカの髪の毛との結合。徐々に人間の体形を成していった細胞は、紛れもなくアメリカの姿に生まれ変わる(第五章23,24)。▼息子タロウの地球脱出訓練姿を見ていた岬総理は、土星上空に設置されたカメラが映しだした宇宙映像のなかに巨大な十字架を発見する。それが無数の宇宙船群であることを確認し、すぐさま全地球規模で警戒態勢をとるよう指示を出す岬総理。モニターに映しだされている十字架はみるみるうちに土星を離れ、地球へと向かって猛スピードで突進しているのだった(第一節1,2)。  ●本巻の特徴/チキン・ジョージの地球上最後の大仕事、大統領の息子アメリカの再生と、きよらと議事堂で分かればなれになってしまったヨッコのその後が描かれる。そして、謎のUFO群の接近。岬総理によって提案され、人類存亡の最後の望みをかけて宇宙へと発信したSOSメッセージをキャッチしてそのUFO群は出現する。宇宙規模で描かれる壮大な本物語屈指の見せ場となる。  ●その他の登場人物/繁野良行(チキン・ジョージを発見した研究者)、自然環境保護クラブのメンバー(ヨッコと同じ高校に通う/佐和田トシエ、他)
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