この漫画の母親を責める人は多いんだろうけれど。
私も、彼女が間違ってるとは思うけれど。
生まれた時から誰からも大切にしてもらえなかった人が、大人になって誰かを大切にすることなんかできないんじゃないだろうか。
愛情表現の伝え方を一つも知らなかったら、体でつながることだけが確かなものだと信じてしまうのは仕方がないんじゃないだろうか。
そして、その結果作ってしまった子どもを愛せないのは、彼女だけのせいじゃないと思う。
児童虐待は、そうやって永遠にループしていくしかないんだろうか。
どこかで誰かがあの女の子を、手遅れになる前に正しく愛してくれることを心から願います。
現実にそんなことは起こらなくても、フィクションの世界ではせめて子どもが不幸にならない未来を想像したい。